AutoCADのシェアは、一体全体どれくらいあるのか?

AutoCADのシェアは、一体全体どれくらいあるのか?CADケンコラム

2020年現在、数多くのCADソフトが存在している中、CADソフト全体におけるAutoCADのシェアは一体どれくらいあるのか?

「結構なシェアでしょ!」と、CADケンの肌感のみのすっとぼけ意見はともかく、そう言われるとあまり気にしたことがなかったので調べてみることに。

しかし調べてみたところ、実際のシェアについては下記の記事同様、ネット上のリサーチでピンとくる情報は見つからず。


調べた情報のなかで、BCN+Rサイトの「BCN AWARD」というランキングがあり、そこではAutoCADの生みの親であるAutodeskのCADソフトが、2016年まで5年連続実売ランキング1位に。

ただしこのランキング、量販店や販売店、ネットショップで販売されたソフトの“実売数”をランキングにしたもので、ここでも書いたように、現在AutodeskのCAD製品はほぼサブスクリプション契約のため、販売店では把握できなくなりました。

そのため、BCNランキングもAutoCADシェアの根拠になりえず。

またそもそも論として、CADを必要としている業界、さらには業種(建築、機械、電気またはデザインなど)を考えれば、汎用CADや業種専門CAD、はたまた3D-CADやBIMとそれこそ需要はさまざまで、たしかにAutoCAD単体でのシェアをはかるのは難しいのでは?と思いながら、

結局、「結構なシェアでしょ!」とCADケンのすっとぼけ意見が当たらずとも遠からずかなと想像したりしますw


とはいえ、せっかくなのでAutoCADのシェアについて、CADケンなりに何かしらの仮説を立てざっくりと検証してみたいと思います。

検証方法はシンプルに。

冒頭の参考記事と同類の仮説を用いて、データも使えるところは活用しつつ、以下のような仮説を立てて検証してみました。リサイクルの心w

【仮説】
AutoCADを求めている求人数とそれ以外のCAD求人数の比率は、CADソフトのシェアにリンクしているのではないか。

という仮説を立て、
具体的に2020年7月現在時点での

  • AutoCAD求人数(*)とAutoCAD以外のCAD求人数の比率を調べ、
  • 求人数比率=CADソフトのシェアになるものとして検証。

(*):AutoCAD経験があれば尚良しも含む。
  :ひとつの求人にCADソフトが複数ある場合、AutoCADが入っている場合を含む。


検証ソースは以下のとおり、参考記事と同様。

《検証ソース》
・doda(転職情報サイト)
・en派遣(派遣情報サイト)


以下、検証結果です。

まずはdoda(転職情報サイト)の結果

AutoCADのシェアは、一体全体どれくらいあるのか?

AutoCAD求人は全体の2割以上。


つぎにen派遣(派遣情報サイト)の結果は、

AutoCADのシェアは、一体全体どれくらいあるのか?

AutoCAD求人は53%で過半数、なんと転職情報サイトの倍以上!


そして両者を合わせた求人総計は、

AutoCADのシェアは、一体全体どれくらいあるのか?

AutoCAD=36%
AutoCAD以外=64%
という結果になりました。


ここで一応、転職情報サイトと派遣情報サイトで結果が大きく違った理由を考えてみると、

転職情報サイトの場合、企業の需要=正社員ということから、

  • 3D-CADやBIMなど高度な三次元CADの求人が多い?
  • 業種に特化した専門CADの求人が多い?
  • 自社開発のCADを使っている?
  • 具体的なCADソフトを記載していない。(そのような求人多数あり)

一方、派遣社員にAutoCAD求人が多かった要因としては、

  • メジャーなAutoCADであれば、業務量にあわせて人材確保しやすい?
  • 逆に、教育が必要となるマイナーなCADの場合は人材の確保が難しい?
  • 大量に図面を描く業界からの求人が多い?
  • 業務内容を明確にするためCADの種類をはっきり記載している。

などなど、目的によって違いが出ているのかなと推測します。
他にもまだまだ要因はあるはずですが。

ちなみに、両サイトの検証データを比べた場合、派遣社員対象のデータのほうが重みがあるのではないかと。

というのも、派遣社員を必要としている企業は、比較的規模の大きい企業や業務量の多い企業である場合が多く、AutoCADのようなメジャーなツールを取り入れスピーディーに人材確保を担保するという狙いもあるからです。

それともう一点、転職情報サイトの求人では、何のCADを使っているかわからないCAD求人が思いのほか多かったのも、派遣社員対象のデータのほうが重みがあると思う理由です。


話を戻して本題に。

AutoCADのシェアは、一体全体どれくらいあるのか?

CADケンなりの仮説検証結果。

【仮説】
AutoCADを求めている求人数とそれ以外のCAD求人数の比率は、CADソフトのシェアにリンクしているのではないか。

【検証結果】
AutoCAD=36%
AutoCAD以外=64%


結論、「CAD全体におけるAutoCADのシェアは、少なくても3割強はある!」

そして、「結構なシェアでしょ!」
というCADケンのすっとぼけ意見もあながち間違いではなかったかなとw

※以上はあくまでCADケンなりの仮説検証結果ですのであしからず。


さいごに。
なかなかエイヤー感のある検証結果であったことは否めませんが、数多くのCADソフトがある中、“AutoCAD単体でこれだけの求人数があるという事実”にかわりはありません。

今回の検証結果を、AutoCADのシェアをイメージする+αの根拠として使ってもらえば意味があるのではないかと思います。

使う機会があればですがw

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